2017.10.18
【講演】『逆境に負けない力・心の回復力「レジリエンス」を育てよう!』(新潟県立新発田高校)
『逆境に負けない力・心の回復力「レジリエンス」を育てよう!』(新潟県立新発田高校)
2017年10月18日、新潟県立新発田高校において、協会理事の鈴木水季が講演会を行いました。タイトルは『逆境に負けない力・心の回復力「レジリエンス」を育てよう!』です。1年生から3年生まで約850人の生徒さん達と先生方、また保護者の方等、多くの方が参加して下さいました。
1時間半の講演の中で、「レジリエンス」とは何か、「レジリエンス」の育て方などをお話ししました。また、3名の先生方に寸劇を演じて頂いたり、実際に生徒が自分のレジリエンスについて考えるワークを行ってもらいながら、レジリエンスを高める方法について学んで頂きました。
受講者の感想
〇1年生
・講演中に自己分析もできて、自分を励ます言葉も見つけることができました。特にネガティブな言葉をポジティブな言葉に変えることは一生役立つ方法だと思いました。
・今まではネガティブな感情は不要なものだと思っていましたが、ネガティブも大切であると知って驚きました。状況が同じでも「捉え方」によって結果が変わってしまうので、捉え方はとても大切だと思いました。私の肩に乗っている弱いオウムを強いオウムに変えていきたいです。
〇2年生
・初めて「レジリエンス」という言葉を知りました。スポーツ選手が持っているイメージでしたが、みんなの中にあることがわかり、自分の中の種を育てていきたいと思いました。今までは落ち込んだりイライラする自分が嫌でしたが、鈴木さんのお話を聞いて、その自分を受け入れ少しはポジティブに考えていけそうです。これから先にあるだろう失敗や挫折が怖くなくなりました。
・失敗を恐れて行動しないことが多かったけど、これからはどんどん行動していきたいと思う。悩みもレジリエンスを成長させる方法ということが非常に興味深い話だと感じた。
・私が考えるレジリエンスの定義は「物のとらえ方を変えて前を見る力」かな。リラックス呼吸法、すごいなって思いました。今までの考えプラス新たなものの考え方が加わって、ネガティブ沼にはまったとき深くはまらず抜け出せそうな気がします。
〇3年生
・精神的にとても辛い今、この講演を聞けて良かった。ネガティブな感情の存在を肯定しているのが新鮮だった。いちいち根に持ったり引きずらないような人間になれるよう心と考え方の入れ替えをしていきたい。
・私はいつも諦めタイプのオウムを飼っていました。何事に対してもどうせできないとあきらめた考えを持っていました。だからこそ、ACTを活用していきたいと思いました。
・レジリエンスは天性のものだと考えていたが、育てることができまた体を動かしたり音楽を聴くといった自分の好きなことで育つことがわかり意外だったが、それなら自分にもできると自信を持った。
〇保護者
・自分の癖となっているネガティブオウムのセリフをちょっとだけ変える。そしてそれが、レジリエンスの種を育てることにつながる。「これくらいなら自分にもできる!」と前向きになるヒントをたくさんいただきました。最後は「自分の意見を変えられるのは自分」納得です。
・子どもと一緒に講演会を聞けて良かったと思います。2人で共有することができ、子どもがどんな風に思ったのか聞いてみたいし、次につながったと思います。