HSCとは、Highly Sensitive Childの頭文字で、
「人一倍敏感」な気質を持つ子どもたちのことです。
「HSP」とは、Highly Sensitive Personの柱文字で、
「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」のことです。
ちょっとした変化や、音、人の気もちにも非常に敏感で、
その感受性の高さゆえ傷つきやすく、色々とストレスを抱えてしまう…
そんなHSCと呼ばれる子どもたちは、5人に1人はいると言われています。
彼らは他の人にとっては気にならないことまで
敏感に感じ取ってしまうので、普段の生活では心身共に疲れやすく、
困難を感じていることもあるかもしれません。
家庭や学校で、HSC気質の子どもを支えるためには
どうすればよいでしょうか?
日本ポジティブ教育協会では、
当協会理事である岐部智恵子、鈴木水季による実践研究についての論
文が刊行されたことを記念して、人一倍敏感な子どもたち(HSC)
ヘのサポートについてともに学んでいただく、ウェビナーを開催いたしました。
こちらの論文公刊特別ウェビナーを録画した動画をご覧いただくことができます。
「レジリエンス教育と繊細な子どもたち(HSC)」
DAY①「レジリエンス教育と繊細な子供たち(HSC)」(JPEA理事 岐部・鈴木)
DAY②「HSC/HSPの正しい理解と伸ばし方」(飯村周平先生)
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ゲストスピーカー
飯村周平先生のご紹介
2018年、中央大学大学院博士後期課程修了。博士(心理学)。
現在、 東京大学において日本学術振興会特別研究員PDとして
思春期・ 青年期の発達研究に従事。
研究の関心は、HSC/HSPの社会情緒的発達メカニズム。
中学校・高校の保健体育科教員免許も取得しており、
青山学院大学や国立教育政策研究所などでも勤務。
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------<論文について>------
高校生を対象とした実践研究から、
レジリエンス教育がHSCの気質を持つ生徒に
効果があることが示唆されました。
論文にアクセス:https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0239002
日本語での概要説明:http://www.j-pea.org/archives/3278
Sensory processing sensitivity and culturally modified resilience education:
Differential susceptibility in Japanese adolescents
<感覚処理感受性 と文化適応的レジリエンス教育:日本人青年の差次感受性 >
Kibe, C., Suzuki, M., Hirano, M., & Boniwell, I.
PLOS One (2020)
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