2017.11.02
海外ポジティブ教育レポート(ドバイ③)
Primary stage:5~11歳 (1年生〜6年生)
週に2回(40分授業)、 VIA (Value in Action)という授業で、マインドセットやコミュニケーションについての授業がなされます。
その他,学年別集会でのテーマや教科科目の中でも一貫したアプローチとして取り扱われています。
Secondary stage: 11~18歳(7年生〜13年生)
週1回(90分授業)、「ポジティブ教育」 という授業があります。
10年生では、強みなども取り扱います。教師による導入のほか、生徒同士のインタラクション、ワークや心理テストなど併用しています。
また,教科学習についても個人特性や強みをベースに個々の生徒を伸ばすようなアプローチがなされています。
強みの化学周期表
11年生になると、受験の学年のため、ポジティブ教育の授業は週1回80分となります。
扱う内容はメンタルヘルス、受験期のコーピングの他、強みを生かす個別コーチングと進学を含むキャリアガイダンスなどです。
学校内の問題解決
全校を通して修復的司法が採用されています。修復的司法は、学校で生じた事件や問題について関係した生徒がファシリテーターの元で解決を目指していきます。
これは従来のゼロ・トレランス方式などの懲罰的ポリシーに相対するものとして位置づけられています。
校内では、子どもたちに“Feeling Good and Doing Good”(自分がハッピーなことに加え、善い行いも同様に重要)とわかりやすいキャッチフレーズで伝えています。
ドバイでのポジティブ教育シリーズ
④学校紹介〜保護者に対するアプローチ〜